ランナー膝
30代・40代 外側の痛みで多く見られるのが、腸脛靭帯炎(ランナー膝)です。腸脛靭帯は骨盤と脛の外側をつなぐ靭帯で、太 ももの外側を走っています。
原因として、膝を曲げたときに膝の外側の骨とこすれて炎症となり、痛みます。
過剰な運動や、走っている最中に急激に速度を上げるといった無理や長距離を走る方に多いと言われています。
放置しておくと次第に外側の痛みだけにとどまらず、曲げ伸ばしの際にも痛みます。内側の痛みで多く見られるのが、鵞足炎(がそくえん)です。
鵞足というのは膝のすぐ下の内側にある縫工筋や半腱様筋が脛骨に付着している部分の総称で、鳥の足のように 見えることからその名がついています。
ランニングだけでなく、ジャンプやターンを繰り返すことでも起こります。
過度の練習に加えて筋力の低下なども原因にあげられます。
また、注意したいのが靴のかかとの減り方です 靴をチェックしてかかとの減り具合が極端に左右どちらかに偏っている場合はフォームの矯正も視野に入れましょう。
両方の対策として、太ももの前と後ろのストレッチが効果的です 熱を持っている感じがする時は冷却しながら様子を見ましょう。熱がなくて痛みだけがある場合は温めます。
ランナー膝(腸脛靭帯炎)について
ランナー膝の症状
ランニングやジョギングの過度により起こる障害で、大腿部外側の腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)に炎症症状を起こし、腸脛靭帯と大腿骨が擦れ合い、膝の周辺で特に外側に強い痛みが起きて屈伸運動などが不可能になります。
ランナー膝への対策
初期は腸脛靭帯の付着する膝蓋骨の外側に炎症を起こすことが多いために患部のRISE処置を行ないます。
またランニングの中止や土踏まずをサポートする中敷きやクッション性の高い靴なども有効です。
症状の緩和に伴ないハムストリング(太ももの裏側の筋肉)や大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)のストレッチ・膝蓋骨を内側に引っ張る内側広筋や内転筋の強化の運動も有効です。
ランナー膝は痛みが消失するまでランニングは極力控えて代替的なエアロバイクや水泳などで体力を維持することも大事です。
早期回復オススメコース
上記の4つのメニューを組み合わせることで早期回復が期待できます!
※保険診療、または自費診療を必ず受診していただく必要があります。