扁平足(へんぺいそく)とは、足の裏にある「土踏まず」の形が崩れ、平たくなった状態のことを言います。
運動する際、「土踏まず」があることによって地面からの脚や身体への衝撃を和らげてくれます。
この土踏まずが、筋力の低下や靭帯の緩みによって平らになってしまうと、身体のバランスが崩れ様々な症状の原因になることも少なくはありません。
・外反母趾
・有痛性外脛骨
・X脚
・足底筋膜炎
・転倒しやすい
・ふらつきやすい
など、他にもありますが、人によって様々な症状が出ます。
スポーツをやる方で偏平足の様な足をしている方がいます。
これは疑似偏平足と呼ばれる状態で、足の筋肉が発達しているがために偏平足の様な形になっています。
骨格がきちんとアーチの形をしていれば問題ありません。
偏平足には大きく分けて2種類あります。
【先天性偏平足】
足裏のアーチは乳幼児期から幼少期にかけての成長過程で形成されます。
この時期に骨格の異常や発育不全、機能障害などが原因となって発症するものを先天性偏平足と言います。
発育や成長に伴い「土踏まず」が形成されるはずの時期に、十分な運動が不足してしまうとアーチが正常に形成されなくなってしまいます。
【後天性偏平足】
「土踏まず」が形成されている成人に達した段階で発症するのが、後天性偏平足です。
後天性偏平足を発症する人には、上記に挙げた様な症状が見られるようになります。
中には扁平足であっても、症状が表れない方も居られます。
日常生活を有意義に過ごすためにも、早期対策を行うことをおすすめします。
自己判断では認識し辛いこともありますので、専門機関へのご相談も検討してみて下さい。