スポーツや日常生活で、指をぶつけたり、ボールが当たったりして起こる「突き指」。誰しも経験がある身近な怪我ですが、適切な処置をしないと、痛みが長引いたり、後遺症が残ったりする可能性があります。
刈谷ハピネス接骨院 院長の矢藤です。今回は、もし突き指をしてしまった際に、絶対にやってはいけないNG行動と、正しい応急処置について解説していきます。
痛い!どうしよう? 突き指直後のNG行動集
突き指をした直後は、誰でも焦ってしまうもの。しかし、以下の行動は症状を悪化させる可能性があるので、絶対に避けましょう。
1. 強く揉む・マッサージする
- 痛む部分を強く揉んだり、マッサージしたりすると、炎症を広げてしまい、腫れや痛みを増強させる可能性があります。また、靭帯や関節包をさらに傷つける恐れもあります。
2. 無理に引っ張る・動かす
- 関節がズレているような気がしても、自己判断で無理に引っ張ったり、動かしたりするのは非常に危険です。骨折や脱臼を伴っている場合、状態を悪化させる可能性があります。
3. 温める
- 突き指直後は、炎症が強く起こっている時期です。温めると血行が促進され、腫れや痛みがさらに増してしまうことがあります。入浴や गर्म パックは避けましょう。
4. 放置する
- 「そのうち治るだろう」と安易に放置してしまうと、靭帯や関節の損傷が সঠিকভাবে修復されず、慢性的な痛みや関節の不安定感につながる可能性があります。
5. 湿布をすぐに貼る(温感タイプ)
- 湿布には冷感タイプと温感タイプがありますが、突き指直後の炎症期には、温感タイプの湿布は血行を促進し、腫れや痛みを悪化させる可能性があります。
6. アルコールを飲む
- アルコールは血管を拡張させる作用があるため、炎症を助長し、腫れや痛みを悪化させる可能性があります。
7. 安易に動かす・運動する
- 痛みが少し引いたからといって、すぐに患部を動かしたり、運動を再開したりすると、再び炎症を起こしたり、損傷部位を悪化させたりする可能性があります。
突き指をしてしまった!正しい応急処置「RICE処置」
突き指をしてしまった直後に最も重要なのは、適切な応急処置を行うことです。基本は「RICE処置」と呼ばれる以下の4つのステップです。
- Rest(安静): 患部を動かさないように安静に保ちます。添え木やテーピングなどで固定するのも有効です。
- Ice(冷却): 氷嚢や保冷剤などをタオルで包み、患部を15〜20分程度冷やします。これを数回繰り返します。冷却は、炎症と痛みを抑えるのに役立ちます。
- Compression(圧迫): 腫れを防ぐために、伸縮性のある包帯などで患部を適度に圧迫します。ただし、締めすぎには注意が必要です。
- Elevation(挙上): 患部を心臓より高い位置に保つことで、腫れを軽減する効果があります。
早期の専門的な診断と治療が大切です
突き指は比較的軽視されがちですが、靭帯損傷や骨折、脱臼などを伴っている可能性もあります。自己判断せずに、できるだけ早く専門の医療機関(整形外科や接骨院)を受診し、正確な診断と適切な治療を受けることが大切です。
刈谷ハピネス接骨院では、突き指の状態を丁寧に評価し、RICE処置の指導はもちろん、その後の回復に向けた施術やリハビリテーションも行っています。
「ただの突き指」と軽く考えずに、気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。早期の適切な対応が、早期回復と後遺症の予防につながります。
ご予約はお電話またはLINE、ホームページからお待ちしております。
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